【体験談】TOEIC400点台・平社員だった私が海外駐在を叶えた3つの戦略


「海外で働いてみたいけど、自分には特別なスキルも語学力もないし…」

かつての私も、そう思っていました。ごく普通の会社員で、TOEICのスコアは400点台。海外駐在なんて、一部のエリートだけの特権だと思い込んでいました。

しかし、そんな私でも、フランスへの海外駐在というチャンスを掴むことができたのです。(ちなみに、駐在3年経ってもTOEICスコアはほぼ変わっていません…フランス語圏なので当然かもしれませんが!笑)

この記事では、特別なエリートではない、ただの平社員だった私が、自身の経験を基に「どうすれば海外駐在員になれるのか?」という疑問に答えます。諦めかけているあなたに、「自分にもできるかもしれない!」と思ってもらえるような、リアルで具体的な3つの戦略をお伝えします。

戦略1:可能性の土台作り -「駐在実績のある会社」を選ぶ重要性

まず、大前提として非常に重要なのが、「そもそも、あなたの会社は海外駐在員を送っていますか?」ということです。

どんなに熱意があっても、会社に海外拠点や駐在員派遣の実績がなければ、その夢が叶う可能性は限りなくゼロに近くなります。「初の海外拠点立ち上げメンバーに抜擢!」なんてドラマのような展開は、残念ながら稀です。

行動の第一歩は、現実的な可能性のある環境に身を置くこと。

  • 行きたい国・地域に拠点があるか?: アジアなのか、欧米なのか。あなたの希望する国や地域に、その会社が事業を展開しているかを確認しましょう。総合商社なら世界中に可能性がありますが、メーカーなら生産拠点、研究開発拠点、販売会社など、事業内容によって進出先は異なります。
  • 過去の駐在実績を確認する: 会社の採用サイト、IR情報、ニュースリリース、社員のインタビュー記事などをチェックし、実際に駐在員を派遣しているか、どの地域に多いのかをリサーチしましょう。OB/OG訪問や転職エージェントへの相談も有効です。

例えば、海外勤務者数が多いとされるトヨタ自動車でも、スペインやポルトガルには主要な拠点がない時期がありました。もしあなたが「大学で学んだスペイン語を活かしてスペインで働きたい!」と考えているなら、トヨタ自動車ではなく、スペインに拠点を持つ別の会社を探す方が現実的、ということです。

まずは、あなたの夢が実現可能な「土台」のある会社を選ぶ(または転職する)こと。これが最初の、そして最も重要な戦略です。

戦略2:チャンスを手繰り寄せる -「駐在員輩出部署」への接近

希望の会社に入社できたとしても、配属された部署が海外と全く関係なければ、駐在のチャンスはなかなか巡ってきません。

会社の中で、実際に駐在員を送り出している部署はある程度決まっていることが多いです。

  • 技術職の場合: 海外工場で生産している製品や、海外の研究開発拠点と関連のある部署。
  • 営業職の場合: 海外の販売会社や顧客を担当する部署。
  • 管理部門の場合: 海外子会社の管理やサポートを行う部署(経理、人事、法務など)。

例えば、工場の生産技術者が知財部門に異動してそのまま海外へ、ということは通常考えにくいですよね。自分の専門性と関係のない部署から突然海外へ、ということは稀です。

もし、あなたが現在、海外駐在とは縁遠い部署にいるなら、取るべき道は主に2つです。

  1. 社内異動を目指す: 社内公募制度などを利用したり、上司とのキャリア面談で希望を伝え続けたりして、駐在員を輩出している部署への異動機会を待ちましょう。私の場合は、いくつかの部署を経験した後、幸いにも「つぶしのきく汎用技術」を持っていたことが、海外駐在に繋がる部署への異動と、その後の駐在員選抜に有利に働きました。
  2. 転職を検討する: 社内異動が難しい、制度がない、待てないという場合は、駐在の可能性が高い部署や職種で、他の会社へ転職することも現実的な選択肢です。

ただし、すぐに諦めて転職する前に、ダメ元で「海外駐在に行きたいんです。チャンスがないなら転職も考えています」と上司に相談してみる価値はあります。 言うだけならタダですし、あなたの熱意が伝われば、会社側も何か考えてくれる可能性がゼロではありません。

チャンスは待っているだけでは訪れません。自ら、駐在の可能性が高いポジションに近づいていく努力が必要です。

戦略3:熱意で道を切り開く -「海外駐在したい!」と発信し続ける力

これが、特に語学力やスキルに自信がない場合に、驚くほど効果を発揮する戦略です。

社長や役員と直接話す機会が少ない規模の会社であればなおさら、「私は海外駐在に行きたいんです!」と、機会があるたびに言い続けることが重要になります。

「海外駐在員=語学堪能なエリート」というイメージがあるかもしれません。もちろん、そういう方もたくさんいます。しかし、現実はそれだけではありません。

想像してみてください。上司の立場になった時…

  • Aさん:仕事はできるし語学力もある。でも、本音では日本で働きたい。
  • Bさん:仕事は普通、語学力も基準以下。でも、誰よりも強く海外駐在を熱望している。

どちらを選ぶでしょうか?もちろんケースバイケースですが、Bさんの熱意が、不足しているスキルを補って余りあると判断される可能性は十分にあるのです。特に、海外勤務を希望する人が少ない部署や、特殊な言語圏(私の場合はフランス語)への派遣の場合、候補者探しに苦労していることもあります。

私自身が選ばれた理由も、まさにこれでした。

  • ことあるごとに「海外で働いてみたい」と言い続けていたこと。
  • 思いのほか、周りに海外に行きたいというライバルがいなかったこと。
  • 赴任先がフランス語圏で、そもそも流暢なフランス語を話せる技術者が社内に少なかったこと。

語学力は二の次、三の次でした。まずは「行きたい」という意思表示がなければ、候補にすら上がらないのです。

言い続けていると、「本気なんだな」と認識され、「だったら、こういうスキルを身につけるといいよ」「この基準をクリアすれば推薦できるかも」といった具体的なアドバイスをくれる先輩や上司が現れることもあります。

恥ずかしがらず、諦めずに、あなたの熱意を発信し続けましょう。その声が、きっと誰かに届きます。

補足:キャリアプランと会社の規模 – 大手 vs 中小

海外駐在を考える上で、会社の規模も考慮に入れると良いでしょう。

  • 大手企業:
    • メリット: 駐在期間(例: 3年、5年)がある程度決まっていることが多い。福利厚生やサポート体制が充実している傾向。「一度は経験してみたい」という人には、期間が決まっている安心感がある。
    • デメリット: 希望が通りにくい場合がある。組織が大きい分、異動や選抜に時間がかかることも。
  • 中小企業・商社など:
    • メリット: 希望が通りやすい場合がある。若いうちからチャンスがあることも。裁量が大きい可能性がある。
    • デメリット: 駐在期間が不明確な場合や、長期化することも。サポート体制が手薄な可能性。「日本人一人だけ」という状況も。待遇がケースバイケースなことも多い。

どちらが良いかは、あなたのキャリアプランや価値観次第です。「一度きりの経験」を求めるなら大手、「ずっと海外で活躍したい」なら中小や商社も視野に、という考え方ができます。ただし、これはあくまで一般的な傾向なので、個別の企業についてしっかり情報収集することが何よりも重要です。

最後に:語学力は「武器」だが「必須条件」ではない

ここまで読んで、「やっぱり語学力は…」と不安に思うかもしれません。

確かに、語学力はあった方が絶対に有利です。私もフランスに来てから、せめて英語ができれば…と感じる場面は数えきれないほどありました。コミュニケーションが円滑になれば、仕事も生活もよりスムーズで豊かになります。

ですから、行きたい国の言語や、共通語としての英語を、少しずつでも勉強しておくことは強くお勧めします。

しかし、私の経験が示す通り、語学力が「絶対的な必須条件」ではない場合もあるのです。それ以上に、「行きたい」という強い熱意、適切な環境選び、そして行動力が、道を切り開く鍵となることもあります。

もしあなたが海外駐在を夢見ているなら、まずはこの3つの戦略を意識して、今日からできる一歩を踏み出してみませんか?応援しています!

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